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[自宅録音ガイド] マイク選び

マイクの種類

一般的に使われているマイクは「ダイナミックマイク」というやつです。カラオケやイベントの司会などで使っているのは間違いなくこのタイプでしょう。
朗読の音声を拾うには、やはり繊細に拾ってくれるマイクが欲しいです。プロの現場では「コンデンサーマイク」が常識。コンデンサーマイクの特徴は、

  • 繊細に音を拾う
  • 高価。定番のノイマンU87とかソニーC-38などは数十万円。近ごろは一万円を切る物もある
  • ミキサー等の接続機器からの電源供給が必要(ファンタム給電)
  • デリケート(物理的にも、電気的にも、環境的にも)
  • 繊細な分、ノイズにも敏感
  • 近接効果が少ない
近接効果とは、音源をマイクに近づけるほど低域が強くなる効果です。ダイナミックマイクは近接効果を発揮する前提で近づけて使うのが基本です。こうすることにより、より太く・前に出る音になります。逆に言うと、距離をとりすぎると存在感の弱い音になりがちです。また、マイクとの距離の変化が音質(低域の強弱)に影響を与えやすいので、一定の距離を保つ必要性が高いです。
これに対し、コンデンサーマイクはダイナミックマイクよりも距離をとって使うのが普通です。

コンデンサーマイクは様々な用途のものがあって形状も用途ごとにまちまちですが、ボーカル録りやナレーション録りに使われるタイプのものはこんな形をしています。

コンデンサーマイクの設置例

「エレクトレットコンデンサーマイク」というのものもありますが、一般的に「コンデンサーマイク」というと「ダイヤフラム」を使ったものを指します。「エレクトレット型」はファンタム給電を必要とせず、低価格のものに採用されています。

どの種類のマイクを選ぶか

自宅で録音するレベルでは、ダイナミックとコンデンサー、どちらがいいのでしょうか。

私はまず、向き/不向き以前に、購入するマイクがその人にとって一本目かどうかで判断したらいいと考えます。一本目ならまずSHURE SM58(もしくはそれに近いもの)を持つべきだと思います。SM58で、声の強さ、距離、角度等によって音がどう変るのかなどを実際に試して「マイクとはどういうものか」を実感した上で、どうしても理想としている音に近づかないと思ったらそれに適したマイクを探せばいいのではないでしょうか。

では、「ダイナミックマイクはもう使い慣れてるよ」という人が自宅での朗読に適したマイクを考える場合はどうでしょうか。私は、遮音がしっかりできている、かつノイズやムラの少ない発声・発語ができている場合に限りコンデンサーマイク、そうでない場合ダイナミックマイクがいいと考えます。ダイナミックマイクといってもいろいろありますから、コンデンサーマイク程ではなくても繊細に拾ってくれる物もあるでしょう。

コンデンサーマイクは実際の録音に耐えないまでも、練習のために所有しておく価値はあるかも知れません。プロの録音現場では間違いなくコンデンサーマイクが使われます。形状も設置形態もヘッドホンに返ってくる音もダイナミックマイクとは違います。 もし、あなたがプロの現場で収録する機会があるのであれば自宅でも慣れておいた方がいいかも知れません。


posted by rodoku_ole at 2009-06-22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自宅録音ガイド
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