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03月02日

[自宅録音ガイド] ノイズ対策

朗読者がいくら素晴らしい音声を発しても、余計な音が混じってしまっては良い録音物にはなりません。雑音は極力ゼロに近づけたいです。とは言っても雑音にもいろいろ種類があります。

  • 音源が発する音
  • 環境音
  • 録音機器が発する音
  • 録音機器に乗っかる電気的・電磁的ノイズ
以下、詳しく説明していきます。

音源が発する音

朗読の場合、音源は朗読者です。その朗読者が出す音というと、強い息を発してマイクに当ててしまうポップ音、発語する時に口から「ネチャ」「ピチャ」っと出るリップノイズ、原稿をめくるときのペーパーノイズブレス音衣服が擦れる音腹が鳴る音などです。

これらを防ぐ方法は基本的には「気を付ける」です。しかし厄介なものもあります。息が原因のものはほとんど癖ですから、違った種類の息遣いが出来るように訓練が必要でしょう。まあ、ポップガード付けてもポップ音が出るようだとかなり重症ですが。
また、リップノイズも意識してもなかなか防げません。私も苦労しています。録った後で一個一個消したりもします。その場での対策としては口中がネバ着くような飲食物を避け、出ちゃったらやり直すぐらいしかないでしょうが、長期的にはノイズが出にくい発語をマスターすべきでしょう。

環境音

音源以外が発する音です。以下、個別に述べます。

エアコン

これは録音時にエアコンを止めるしかありません。真夏などは、録音停止したらガァーっと冷やして、録音ボタン押す直前に止める、の繰り返しになりますね。

冷蔵庫

コンプレッサー(エフェクターのではありません。念のため)が作動している時にブーンという音がします。機種や距離によっては無視できない雑音になります。電源を切るわけにもいきませんから、音がし始めたらあきらめて録音を停止するしかないでしょうか。

時計

カチカチ音がするアナログ時計は別の部屋や布団の中に閉じ込めましょう。

外部の音

自動車、電車、飛行機、犬、靴音、など一時的なものは消えるまで待つしかありません。
隣人が頻繁に音を発している場合は、出かける時間帯を把握してその時間帯をねらうか、「うるせぇ!」と怒鳴り込むか、にっこり笑ってお願いするか、さもなくば引っ越すしかありません。

録音機器が発する音

自宅録音ですと録音機器というのはパソコンでしょうか。機種によってはファンやハードディスクの回転音が無視できないほどに聞こえます。デスクトップよりはノートの方が断然いいです。私の場合はデスクトップPCのノイズが致命的だったので録音時はPCを使わずに一旦デジタルレコーダーに録音するようにしました。このあたりのノイズはマイクの性能によってかなり違います。コンデンサーマイクだとファンの音はかなり真面目に拾ってくれます。

機器が発するといえば、操作音も見逃せ聞き逃せません。録音開始あるいは停止時のマウスクリックやキー押下の音は録音ソフトの仕組みによっては入ってしまう場合があります。これは後から消すしかないですね。

録音機器に乗っかる電気的・電磁的ノイズ

電源にノイズが乗っていたり、アナログ回路がPCの何らかの信号の影響を受けたり、遠くにある思いもよらぬ機器の電磁波がマイクの回線に乗ったり、いろいろなことが起こり得るらしいです。詳しくは分かりませんが。電源ノイズの場合は、フィルター付きのテーブルタップから供給するとか、ケーブルにフェライト・コアを付けるとか。フェライト・コアはマイクケーブルにも有効です。PC内部で拾わないようにするにはオーディオインターフェイスでデジタル化して入力すれば大丈夫。

雑音を相対的に軽減する

雑音というのはこちらの都合に関係なく決まったの音量でマイクに向かってきます。それに対し、録りたい音声の音量はある程度は調整できます。つまり、音声をより大きな音で拾ってやるほど、雑音のレベルは相対的に低くなります。マイクとの距離は近い方がいい、声量は多い方がいい、ということです。ただし、音質や表現の質が変わってきますから難しいところではあります。

また、マイクの向きも影響します。マイクには指向性がありますから、雑音源と反対方向にマイクを向けるだけで軽減できます。

まとめ

自宅録音では、自分の都合ではどうにもならない要因が多く、雑音源が去るのを期待するしかない場合が多いのです。手軽に済まそうとすれば仕方のないことなのかも知れません。ただ、雑音には敏感であって欲しいです。雑音の多い録音物の一番の原因は、録音した人の無頓着かも知れません。

posted by rodoku_ole at 2012-03-02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自宅録音ガイド