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声とことばの磯貝メソッド
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2010年12月15日

[金をかけないUstream配信] 音声レベルの設定

色々な番組を視聴していると音声レベルが良くない番組が結構あります。じゃあ良くなるように調整して配信しましょうということなんですが、そもそも視聴者にとって音声レベルがちょうど良いというのはどういうことでしょうか。恐らく、 「自分のPCの標準の音量設定のまま聴ける」ということだと思います。たとえばiTunesで音楽を聴くときのレベル。たとえばWindowsを起動した時のシステムの音がほどよい音量で聞こえるレベル。それをすべての視聴者が概ね満足するように設定して配信するのです。そんなことできるのでしょうか。

0dB基準でどうだ

PC内部のデジタル音声は0dBを最大として扱われます。メディアは極力ピークが0dBになるようにレベル設定されています。(厳密にはもう少し低いのですがややこしくなるので省略) ノーマライズという言葉を聞いたことがあるでしょうか。録音・編集したデジタル音声トラックのレベルをピークが0dBになるように調整することです。

こうした基準というか目安というか一般的な傾向というかそういうものがあるので、ストリーム配信する音もそれに合せればいいのではないかと言うことなのです。 「配信の標準化もメディアのノーマライズと同じ基準で」ということかな。

録音されたメディアはノーマライズされているのであればそのまま流せばいいです。ライブ入力などは平均的なレベルが(たとえば)-3〜-6dBになるぐらいにして最大が0dBを越えるようであればリミッターかコンプレッサーで抑えます。

レベルが小さいと厄介な理由

前述のように、ノーマライズされた音声が標準の世界では、小さすぎる音量は厄介です。レベルを上げようとしてもデジタルの世界では0dBで頭打ちでそれ以上は上げられないからです。当然、Ustreamの視聴画面のレベルコントローラーも最大で0dBです。

ただし、アナログの世界ではレベルを上げることが可能です。ボリュームコントロールのマスタ音量にはまだ上げるだけの余裕があるはずです。しかし、Ustream配信の音量が小さいからといってマスタ音量を上げると他のアプリケーションやシステムの音まで大きくなってしまうのです。ああ、厄介だ。

設定の仕方

Ustream Producerのレベル設定(右端のスライダー)は最大にします。レベルメーターはあてになりません。0dBぎりぎりでしっかり音圧を稼いでいる音源を再生しましたがメーターは7割ぐらいまでしか振れませんでした。で、マイクなどのライブ入力はProducerの前段階でレベル調整します。ノーマライズされた音源を再生してみてそれを基準に調整すればいいと思います。大きめの声を出して歪まないかというのもチェックしたほうがいいでしょう。

(2011/1/6追記)
Broadcasterは、増幅できるようです。0.00〜1.00の値を持つ音量レベル調整は0.5辺りで0dBになるようで、それ以上は増幅されるので入力のレベルが高い場合はクリップする可能性があります。VUメーターは、ほぼ当てになるようです。従って、入力がノーマライズされている場合はレベルを0.5ぐらいに設定し、そうでない場合もVUメータが振り切れるぎりぎり位にレベル設定すればいいと思います。

番組内で相対的に小さい音声

音楽のライブに多いのですが、MCの声が小さくて聞こえない番組が結構あります。主催者の意識として、Ustream配信はオマケであって会場のお客さんに聞こえているからOKってことなのでしょうか。ソーシャルストリームのコメントで気付いて対処するケースもあります。

討論・トーク番組での話者の声量のばらつきというのもありますね。これはミキサーでしっかりバランスを取って欲しいです。それでも補正が効かない場合は「すみません、もっとマイク近づけて」とお願いすることになりますが、声が小さくても平気でいられる人は大概いやな顔をします。

「0dBぎりぎりまでレベルを上げて配信しようよ。それをすべての番組の標準にしましょうよ」というのが私の考え、提案ですが、もし、違う考えがありましたら、コメント下さい。


posted by rodoku_ole at 2010-12-15 | Comment(3) | TrackBack(0) | 金をかけないUstream配信